2022年2月16日(水)から22日(火)まで横浜高島屋で個展を開催いたします。手のひらに乗る10センチ位の「天壌無窮」を発表します。何層にも漆を塗り重ね、途中に金銀粉、錫粉を蒔いています。何百年の間人々の手で撫でられ、磨かれながら中の色が見えてきます。未来にこうなるだろうという表現を創っています。2020年に145センチの大きな天地の作品を発表しましたが、今回はごくごく小さなものなのです。漆は手に取り触感を味わう芸術です。
展覧会中止のお知らせ
新型コロナウイルスの影響で以下の展覧会は中止となりました。
あなたの知らない富士がある 立体造形 富士山展
大阪 高島屋 4月1日〜4月7日 中止
横浜 高島屋 4月29日〜5月5日 中止
富士山は我国が誇る世界遺産。 いにしえより現在に至るまで多くの人々を魅了してきた雄大で荘厳な富士山の姿を、 立体造形作家が個性豊かに表現する、まさに創意あふれる三次元の「富士山」展です。 今まで「知らなかった」「見たことのない」富士の姿に、 巨匠から新鋭作家まで、15名の彫刻家・工芸作家が挑まれた創作作品をお楽しみください。
【出品作家】
澄川喜一、宮田亮平、深井 隆、三田村有純、田中 毅、澤田志功、松田重仁、杉浦 誠、
相原健作、灰原 愛、嵯峨 卓、益田芳樹、鈴木 篤、藤本明洋、浅井飛人 (敬称略・順不同)
『藝術がいづる国・日本』出版いたしました
東京藝術大学出版会、定価1,500円+税、平成29年3月30日第一刷発行
お読みいただけましたら光栄です。
www.amazon.co.jp/dp/4904049535
↑Amazonからも購入できます。
東京藝術大学 参与に就任いたしました
東京藝術大学 教授を退任いたしました
三田村有純漆藝展「金彩漆黒」-新たな地平を見つめて-
開催期間 2017.3.23(木)~3.29(水)
10:30-19:00(最終日のみ17:00まで)
会場 銀座和光
〒104-8105 東京都中央区銀座4丁目5-11
アクセス 東京メトロ銀座駅 A9・A10出口より徒歩すぐ、B1出口直結
観覧料 無料
問い合わせ先 (03)3562-2111(代表)
▲銀座チャイム3月号P.40-41(クリックで開きます)
「これまでは〝ものつくり”としての助走期間だったと捉えています。常に変化し続けてきましたが、ここからさらに大きく変化して、新たな〝ものつくり”をスタートさせたいのです」と漆芸家三田村家の三代目であり、江戸蒔絵赤塚派の十代目でもある三田村有純氏。2016年の日展で内閣総理大臣賞を受賞、さらに2017年3月末に東京藝術大学の教授を退任されます。
「ものつくりという言葉には、ものを作るだけではなく、新しい文化をつくっていきたいという願いを込めています。私は、藝術こそが人に生きる力を与え、藝術こそが世の中を強くしていくと考えているのです」。
そんな三田村氏の新たな試みの一つとして、漆と木と和紙でできた空間「MA=間」が会場に設置されます。「ぜひ、中に入ってみてください。きっと、日本で暮らしてきた私たちのDNAに息づく〝何か”が呼び醒まされるはずです」。
ほかに、20代から60代までの各年代ごとに3点ずつ、自らが選ばれた立体作品も展示されます。「いずれも、ある時代の〝あるもの”を抽出した作品です。今振り返ると、時代の予兆を感じさせるものも。あらゆるものに興味があり、表現したいものは絶え間なく湧き上がってきます。この先も、歴史に学び、未来を創っていきたい」。
春の和光ホールで、今後の日本の姿を予見できる作品との邂逅が、待っているかもしれません。
◎会場にて、三田村有純氏によるギャラリートークを予定しております。
3月25日(土) 14:00~
和光ホームページはコチラ
黄金幻想ー三田村有純漆藝展ー
開催期間 2016.10.25(火)~2016.11.25(金)
会場 平成建設世田谷支店併設 平成記念美術館ギャラリー
観覧料 無料
問い合わせ先 03-3426-1103(平成記念美術館ギャラリー)
三田村有純の32回目の個展です。
有純の漆造形作品(約35点)を中心に、祖父・自芳、父
明治・大正・昭和・平成・・と漆藝を代々受け継ぎ発表し
イベント情報
「漆と金のアクセサリーを作ろう」
初めての方、大歓迎。一緒に漆藝制作体験をしてみませんか?
先着30名の予約制イベントですので、事前のお申し込みをお願いします。
※お申し込みを終了しました。
- 開催日時 /
2016.11.19(土) 10:00~12:00 - 人数 /
【予約制】先着30名様※終了
「黄金幻想」開催記念講演 三田村有純「漆を語る」
三田村有純先生による講演会です。11月9日と19日の2回開講予定。
飛び込み聴講歓迎ですが、スペースが満員の際は事前予約された方を優先させていただきます。
- 開催日時 / 2016.11.9(水) / 11.19(土) 両日ともに14:00~15:00
- 人数 / 満員の場合は予約優先
- 参加費用 / 無料
- お申し込み先 / 03-3426-1103(平成記念美術館ギャラリー)または 予約フォーム より
首相官邸を訪れました。
お箸文化を日中韓三国で世界文化遺産に
日中韓三国でお箸文化をユネスコの世界遺産登録に手を携えましょうという事業が進んでいます。日本のお箸は横置きです。これは命と命の結界だからです。お箸と言う発音が、橋と同じなのは物を結ぶという大和言葉からきています。言葉を考えても発掘する箸状遺物を考えても、中国から入って来た文化であるとはすぐには言えないのです。
お箸は横置き? 中国唐の長安=西安,南里王村出土の壁画です。個人個人の食器に盛られて、お箸は横置きです。今の日本の食事文化と同じです。2008年に、東京藝術大学で11月11日を国際箸の日と制定し、7か国の代表によるシンポジウムを開催しました。日中韓の三か国語の論文集が今また大きく注目されています。