東京藝術大学出版会、定価1,500円+税、平成29年3月30日第一刷発行
お読みいただけましたら光栄です。
日中韓三国でお箸文化をユネスコの世界遺産登録に手を携えましょうという事業が進んでいます。日本のお箸は横置きです。これは命と命の結界だからです。お箸と言う発音が、橋と同じなのは物を結ぶという大和言葉からきています。言葉を考えても発掘する箸状遺物を考えても、中国から入って来た文化であるとはすぐには言えないのです。
お箸は横置き? 中国唐の長安=西安,南里王村出土の壁画です。個人個人の食器に盛られて、お箸は横置きです。今の日本の食事文化と同じです。2008年に、東京藝術大学で11月11日を国際箸の日と制定し、7か国の代表によるシンポジウムを開催しました。日中韓の三か国語の論文集が今また大きく注目されています。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
2015年度東京藝術大学公開講座は、終了致しました。
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